映画「さよなら。いつかわかること」 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画「さよなら。いつかわかること」

原題:Grace is Gone
7月第3月曜日、今年は7月20日の今日は海の日、海の日に関係はないけど昨日は素晴らしい夕焼けとともに、通り雨のおかげで素晴らしい虹が現れた・・・

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この映画での泣かせどころも夕焼けの海岸、いつか分かることを言い出すのに随分時間はかかったけど舞台装置は万全に整った。遺族の悲しみに焦点を当てた反戦映画といっても、出征兵士の妻の会に男一人で参加して蚊帳の外だったり、シリアスなハグのシーンで娘がパパを臭いといったり、12歳なのに平気で18歳と言ってタバコを吸ってむせたり、ちょっぴり笑わせてくれるネタも盛り込まれていて深刻になり過ぎないのもいいところ、ホームセンターで客に物を売りつけるのが仕事のスタンレー(ジョン・キューザック)の悩みと逡巡、そして2人の娘ハイディ(シェラン・オキーフ)とドーン(グレイシー・ベドナルジク)が母のいない寂しさを醸し出しながらも可愛らしさを滲ませる、魔法の庭遊園地でいっぱい遊んだ後のハイディの、お家に帰ろうの言葉が、とても大人びて聞こえる、彼女にはサヨナラが徐々に分かってきてたんだよね・・・
(wowow)  さよなら。いつかわかること