映画「レッドクリフ PartⅡ -未来への最終決戦-」 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画「レッドクリフ PartⅡ -未来への最終決戦-」

原題:Red Cliff/赤壁 決戦天下
いよいよ、三国志演義のなかでも最大の決戦は「赤壁の戦い」、50万の大軍で南下した曹操軍の兵力は80万に増え赤壁に到達、対峙するは5万の連合軍・・・

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日本において天下分け目の決戦といわれる「関ヶ原の戦い」は東軍7万5,000、西軍10万、当初の動員兵力では劣勢だった東軍の徳川家康は、敵方の寝返り画策に成功しての勝利を収めた・・・孫権・劉備連合軍が繰り出す奇策の数々は、濃霧の中で藁人形を敵と見誤らせ射掛けさせた10万本の矢をまんまと回収、苦肉の策もどきで敵水軍の要の武将である蔡瑁と張允をまんまと謀殺、連環の計を逆手にとり東南の風を吹かせての火攻めと、矢継ぎ早に派手に激しく展開する。
小喬(リン・チーリン)が単身で曹操のもとへと嫁いでいくみたいに乗り込んだ時にはどうなることかと思ったけど、茶立ての計略が天下分け目の決め手になったというわけだからお見事と言うしかない、それにしても、PartⅡでもやはり敵味方入り乱れての激しい戦いが見所として描かれているわけだけど、孫叔材(トン・ダーウェイ)とデブ助こと尚香(ヴィッキー・チャオ)の恋物語あるいは友情物語が、まるでメインストーリーかのように印象深く盛り込まれているカンジで意外性があるよね、大勝利の後に例の"この戦いに誰も勝者はいない"という言葉は、とって付けたみたいに聞こえるけど、この後でも劉備と孫権の争いは続くわけだから言葉のとおりなのかもしれない、ともあれ、盛り沢山な内容でなかなか居眠りのタイミングも掴めない、やっぱり大作です。

レッドクリフ PartⅡ -未来への最終決戦-